招き★ネコさん:「OFFICE SWEET PAIN ~上司から受ける癒し術~」

2013.12.29(日)23:17:41


「ごめんね。今回はずいぶん無理させちゃったみたいね?」
双子シリーズでお馴染み49さんこと四九発苦さんによるスクリプト作品。
伊東もえさんがOL先輩上司となって我々にご指導いただきます。
OFFICE SWEET PAIN ~上司から受ける癒し術~
OFFICE SWEET PAIN~上司から受ける癒やし術~

年末、というか年の瀬ってどうしてこう業務が立て込むんでしょうか。
只でさえ繰り上がった月末ということでペーパーワークは多い所で、「年内必達!」とか書かれたマイルストーンが60%くらいしか終わってないのが今更分かったり。こんなとき、テキパキとタスクを確認しながら「片づけちゃうわよ!?」とか言ってババッとAIのアサインを振りなおして定時寸前の進捗会議で「ほぼOK。じゃ、終わった人から納会の準備始めてね」なんて言って、その後で僕の所にきて「君、ちょっとこの後仕事お願いしたいんだけど」とか言ってちょっとだけ仕事渡されて、終わって二人きりになったら「いま終わったところなのね?」とかねぎらわれたらどうしよう。
そのあとOL先輩上司と気持ちいい関係になったらどうしよう。
そんなことあるわけないですよね?
あります。
ここに。
年末、怒涛の2013年のオフィス(office)という戦場でを仕事(Shigoto)というミッションを終えた我々に送られたプレゼント(present)。
つまりOSP。OfficeSweetPainの登場です。(ここまで内容と関係のない駄文)

49さんといえば双子シリーズの原作者で薬瓶や音楽催眠等現在の催眠音声の基礎となるスタイルを確立した伝説的スクリプターの一人です。その導入の確実さ、手際の良さは伊東もえさん演じるOL先輩上司神谷みちるさんの存在感とあいまって、聞き手のイメージを
ピタリととらえたまま外さない言葉が連なっていきます。
このブレの少ない言葉の筋道は、安心して心を預けることができ催眠状態に導かれる為に非常に重要で、49さんはじめ初期レジェンド作者の方々の実践的催眠経験に裏打ちされた言葉のセレクトというのが催眠音声というジャンルそのものを立ち上げた事につながったことがこの作品からも窺い知れます。
約40分に渡る誘導は、深呼吸と自律訓練法といたってシンプルなストラテジーですが、この自律訓練法の公式展開が非常に丁寧。催眠練度的に初心者の方でも、歴史に裏打ちされた自律訓練法と丁寧に織り込まれたイメージ誘導でかなりかかりやすい導入となっていると思いました。
気になるプレイパートは、OSP、つまりOffice Sweet Painというタイトルを思い出させます。
問いかけと応答によってロジックが組まれます。その時に痛みというキーをフックにしてロジックに溶け込む感覚が非常に気持ちいい。
マッサージの時のイタ気持ちいい感覚の精神版のような快感が訪れます。
「痛み」という刺激に対して脳が応答する部位、物質は…。それがこの作品の神髄かもしれません。
年末の疲れはちょっと過激に癒してみませんか?

総再生時間:1時間19分
タイトル:OFFICE SWEET PAIN ~上司から受ける癒し術~
サークル:招き★ネコさん
シナリオ:四九発苦さん
声:伊東もえさん


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