Trance Audiophile’s Kinky Klanさん:「Hypnotic Dystopia」

2011.10.01(土)18:50:00


Hypnotic Sanitarium~ほろ酔い保健医の乳首責め催眠~に続く催眠作品第二段としてリリースされた本作。
有料リリースの予定を変更しフリーリリースされたという大変お得な一本は、本格SF催眠作品です。

Hypnotic Dystopia
http://takk59.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
これはすごいです。プロローグから相当ハードなSF的世界観が繰り広げられ、なんだなんだと思う間にガンガンストーリーの中に取り込まれていきます。ディストピアSF的なポップでキャッチーなSE、可愛らしいAIの声、適切にかつ自然に説明される状況、メカフェチズムをくすぐるキーワードなどなど。プロローグは完全にボイスドラマとなっていますが、ストーリー運びがテンポ良く、次はどうなるの?と続きが気になりながら楽しめてしまいます。ほぼ30分のシチュエーション設定を理解するために作られたドラマを楽しみつくした後、催眠セッションがはじまります。
佐藤みるくさん演じるAIに催眠を掛けられる設定となっていますが、ヘミシンク、深呼吸、分散弛緩、カウントと混ざり合ったイメージ弛緩と、催眠誘導は非常に濃厚。シチュエーションドラマのキャッチーさと催眠セッションのクオリティがしっかりと混ざり合い、一つの作品世界に意識がおかれたまま催眠に掛かるという感じです。エロパートは佐藤みるくさんの吐息とエロ暗示が混ざり合いさらにヘミシンク的SEがじわじわと快感を高めていく仕様。本能の中枢神経をダイレクトになぞるようなエロさがかなりキます。

公式のジャケ絵からは想像できない萌度をそなえている本作、秋の夜長を贅沢にかつSFに楽しめる一本です。
(画像が同梱されていますが、リスナーとして感じた作品世界感との乖離がもったいないと思ってしまいました)

総再生時間:93分
タイトル:Hypnotic Dystopia
サークル:Trance Audiophile’s Kinky Klan
シナリオ:TAKKさん
声:佐藤みるくさん


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