F・A・Sさん:「4ジゲントリップ催眠」

2015.09.18(金)12:11:17


「音楽によって不思議な体験を楽しんでください」
前々作、前作とつづいて音楽要素を催眠音声にとりいれてきたF・A・Sさんから、ついに音楽を主軸に据えた催眠音声作品がリリースされました。
4ジゲントリップ催眠
4ジゲントリップ催眠

音楽のトランス要素と催眠によるトランス要素が、一定のリズムが高揚感と表層意識低下を生み出し変性意識状態へ導かれていくことによる共通性は、ある種のダンスミュージックに傾倒されている方であれば誰しも感じていることかと思います。
空間的な広がりとともにリラクゼーションを感じられるアンビエントが使用される催眠音声は、これまでにもいくつかありましたが、この音声はしっかりと「ビート」と催眠音声が絡み合う展開になっており、催眠状態下でリズムを受け止めつつ、言葉も受け止めつつでかなり不思議な体験となっています。
クラブの中で音楽好きな女の子といい感じになるというシチュエーションは、なにやらクラブなどでは「ありそう」なシチュエーション。だって開放的だし、同じ音楽を聴いている共通項もあるわけで。
だんだんとエッチな感じになっていくにつれて、Jasper Forks的なアンニュイ系ドリームトランスに入っていくところは、お姉さんの態度とマッチしていて引き込まれます。淡々とした語りから、バイノーラルを生かした距離感で艶っぽく語られると、クルものがありますね。
プレイパートはカウントダウンと音楽や音色が絡まる形で、しっかりと音楽が軸に据えられた作品であることがわかります。
そう、それはまるで楽曲のよう。(賢者の表情で)
一風変わったアプローチですが、沢野ぽぷらさんのゾクゾクするような淫乱っぽい演技もグッとくる抑えるべきところもしっかり抑えた催眠作品です。
新たなジャンルの幕開けかもしれません。おなじみの体操もちゃんとあります。

総再生時間:68分
タイトル:4ジゲントリップ催眠
サークル:F・A・Sさん
シナリオ:taremeさん
声:沢野ぽぷらさん
音楽:スタジオキットさん


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